#3 How to Dismantle an Atomic Bomb U2
2008/05/08 CATEGORY/U2
![]() | 原子爆弾解体新書~ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム (2006/11/08) U2 商品詳細を見る |
現時点におけるU2の最新オリジナルアルバム、2004年発表の11作目 『How to Dismantle an Atomic Bomb』。
1976年の夏にアイルランドはダブリンにて、当時は高校生だった少年たちによって結成されたバンドU2が、その25年以上に渡る奇跡のような活動を経て発表した集大成的作品。
U2がここ至るまでの長い活動の中で、各々の時期ごとに姿形と手段を変えアピールしてきた多種多様な魅力と、それでもたったの一度も失くすことなくそのど真ん中を貫き続けてきた不滅のU2らしさのすべてが一挙に集約され詰め込まれたような最高のU2作品。
個人的にはこれこそがU2の最高傑作であると強く確信する作品です。
ホントにU2らしさのすべてがここにはあると、そう感じます。
そしてそれは過去の集大成と総括だけに留まることなどなく、未だ信じがたいほどの貪欲さとコミュニケーション願望によって、最新のU2’s ロックンロールを更新し、彼らにしか拓くことのできない新たな次元にまで到達している。
1曲目の「Vertigo」は80年代後半以降のU2らしさを覆すような若々しいガレージパンクナンバーとして、発表時ロックファンの話題を呼びましたが、その言葉の端々まで聴き入ってしまうU2ファンの方ならお分かりのようにこれほどU2らしい曲もないはずです。
なんてったって、「あなたの愛こそが僕に、跪くとはどういうことか教えてくれる、そう感じられるんだ」なんだから!
そしてそんなことが起こり得る場所のことを「眩暈 = Vertigo」と呼んでみせ、そんなクレイジーで狂気じみた現実離れした場所を持って、U2は世界中を旅した。
跪くこと、自らの欲望は放り投げてただ受け入れること、自分の意思なんて諦めてあなたに従いますと身を委ねること。
そんな気持ちにさせられることを愛と呼ぶ。
そしてそんな愛が現実してしまう場所はやっぱりどう考えてもファッキン・クレイジーで、特別なときに特別な方法でしか現われてはくれないのだ。
そんな狂気的で常識すら崩壊してしまう、オカシな場所とはもちろん眩暈のするような、頭がクラクラして我を失うような瞬間である。
”ALL RIGHT, NOW ! THIS IS ROCK-AND-ROLL SHOW ! !”
2005年に開催されたアフリカ支援のためのチャリティーイベント LIVE8 で「Vertigo」を演奏するとき、ボノはこう叫んで、目の前に広がった数万人のオーディエンスを眩暈の場所へと誘った。
なんて最高のロックなんだろう!
この世界中で最高に素晴らしいロックだ!心からそう思うよ。
やっぱり人と人がわかり合い、互いに前進するためには妥協しかないし、ましては誰かを愛すなんて、どれだけ自分の欲望を捨て願望を抑えて成り立つものか。
人と人が互いにわかり合ったり、支え合ったり、愛し合ったりするんて死ぬよりも生きるよりも苦しく難しいものだと思います。
それが実現するためには自分の願望や意思なんて破壊して捨て去って、相手のことを相手の気持ちで相手の願望のために考えなければ不可能なことだ。
それを実践するためには笑顔でなんかいられるはずがないし、希望なんてあったもんじゃない。
この糞つまらないクズのような世界では。
ただひとつ、奇跡的にそれを歓喜と希望を持って受け入れられるところがあるとしたら、それはやっぱり胸を突くような衝動に我を失くし、心から信じられる誰かの意のままに操られたときだけだろうと思う。
そんな場所がここにはある。
眩暈と呼ばれるロックンロールショウ。
異常なまでの高揚と興奮の中ですべてが解放され、自分は未だ辿り着いたことのない、今までの自分のままであったなら絶対辿り着けないようなところへ、向かっていく。
そして、そこで初めて、自分じゃない誰かのことを心から想うことが出来るのだと、そう思う。
そういう人になりたい。
こんなクレイジーな気持ちになれるライヴ、U2しかできないよ!
そしてそのツアーとともにU2が提示したのがこのアルバムだった。
言葉を失うほど最高。
ささやかな日常の中の思い入れの差で1つ前の 『All That You Can't Leave Behind』 が一番好きなU2のアルバムだけれど、やっぱり最高傑作はこの 『〜Atomic Bomb』 だと思います。
ロックがこうも人の心をめちゃくちゃにし高揚させてくれることを、実にU2らしく描いた名作。
今年の秋に出る予定の新作も、初期3作のリマスター盤もとっても楽しみ!
特に好きな1曲は「Original Of The Species」です。
(ライヴのおかげで「City of blinding lights」、「Vertigo」もめちゃくちゃ好きになったよ!)
r1. Vertigo
ttp://jp.youtube.com/watch?v=YhWZ7bpfQag
tr2. Miracle Drug
ttp://jp.youtube.com/watch?v=7UufsC8ORQQ
tr3. Sometimes You Can't Make It On Your Own
ttp://jp.youtube.com/watch?v=cf0I5c1gmO4&NR=1
tr5. City of blinding lights
ttp://jp.youtube.com/watch?v=jLBdMsUjoTA&NR=1
tr6. All Because Of You
ttp://jp.youtube.com/watch?v=eSZPI8-Bk0g
tr10. Original Of The Species
ttp://jp.youtube.com/watch?v=Xa8mFeWbLX8
and more, all 11 tracks!
テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽
#2 OZ 100s
2008/05/07 CATEGORY/J-POP
![]() | OZ (2005/01/13) 100s 商品詳細を見る |
100sがそのキャリアの偉大すぎるスタートとして2005年に発表した1stアルバム、『OZ』。
個人的にはU2の『All That 〜』と肩を並べるくらいずっと心の底から魅せられ続けている宝物のようなアルバムです。
中村一義が100sのメンバーと出会ってバンドとして作り上げた2002年発表の4作目のソロアルバム『100s』で中村さんの大ファンになり、その後長らく待ったのちに届けられたのがこの『OZ』でした。
これも最初のリスニングから一気に心を持ってかれまくって、とにかく当時はたくさん聴き返しました。
このアルバムを引っさげたツアー、Tour Of Oz♯の一環、Zeep Tokyoで観たライヴは間違いなく今まで観たすべてのライヴの中でも最高の思い出です。
一曲目「光は光」からラスト「キャノンボール」まで、とにかく途絶える事はないクライマックスの連続で、ライヴが行われた2時間はずっとうるうるしっぱなし、泣いてるか歓喜してるかのどちらかでした。
そんなくらい感激しまくった。
あんな感動的でドラマチックなライヴ、もう一生観れる気がしないもん!
それくらい夢のような夜だったな。
で、ライヴがあれほどまでに素晴らしかったのは、いうまでもなくこのアルバムが尋常じゃないほどエモーショナルで深遠で感動的な大傑作だったからです。
いや、ホントに凄いアルバムだよ、これは。
夢と現実とは、一見 離れた所で相対してるようでいて、じつは互いが巡り周り合うことによって共に今ここにある世界を創り出している という、非常に深遠で奥行きのある発想とイマジネーションによって唯一無二なおかつ普遍的な世界観が生み出されています。
とにかく、これだけ多大で爆発的な情報量とめちゃくちゃ深くて濃いイメージをたった1枚のアルバム、たった70分間の音楽の旅として1つの作品化してしまえる中村一義と100sは凄すぎる。
まさに真のコンセプトアルバム。
この世界の在り方とそこに生きる生命たちを様々な角度と独自の視点でストイックに描写しながらも、その時々にて生命への祝福と破格の希望がキラキラと溢れ出す魔法のような一瞬一瞬があって、その瞬間、爆発的な感動が胸を迫ります。
オープニングの「OZ I 」で世界と自分をぶっとばすところから始まる長い旅。
現実と想像と欲望の狭間を歩んでいくその旅が、クライマックスナンバーの「K-ing 」であまりに美しく、そして力強く集約されていくときの感動といったら・・・
もう、ここまで音楽で大きな感動を描けるのは100sしかいない!
あまりに完璧すぎる、超大名作です。
だって、第3部のこの美しさときたら・・・
「光は光」、「いきるもの」、「K-ing 」。もうこれらは神からの御告げと捉えて何ら問題はないよね(笑)
そんくらいドバッーっと頭の中に世界と感動が広がっていく。
どこまでも立体的に、どこまでもリアルに。圧倒的だなあ。
厳密に厳密さを重ねて選ぶなら2番目に大好きなアルバム。
でも、まあ、ほとんどここまでくれば2枚とも最強でしょ。神クラス。
邦楽のなかではもちろん圧倒的に一番!
特に好きな1曲は「光は光」です。
(「K-ing」もそれと同じくらい大好き!)
tr2. A
ttp://jp.youtube.com/watch?v=tTqn2zLoKsg
tr.13 Honeycom.ware
ttp://jp.youtube.com/watch?v=xnpGrmceGWE
tr.14 扉の向こうに
ttp://jp.youtube.com/watch?v=xMPQzuIu6lk
tr.15 光は光
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1180592
tr,18 K-ing
ttp://jp.youtube.com/watch?v=YzGwRYLVLMo
and more, all 21 tracks!
![]() | 100s Ozlive!-The Tour of OZ 2005- (2008/01/09) 100s 商品詳細を見る |
テーマ : 音楽 - ジャンル : 音楽
#1 All That You Can't Leave Behind U2
2008/05/06 CATEGORY/U2
![]() | オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド (2000/10/25) U2 商品詳細を見る |
U2の2000年発表の10枚目のオリジナルアルバム、『All That You Can't Leave Behind』。
今まで聴いてきた音楽作品の中でも、初めて出会ったときからずっと一番大好きで、一番大切で、一番素晴らしいと思っている作品です。
今でも聴くたびにもっともっと好きになってしまうし、いつだって新しい感動と高揚感を感じてしまいます。
たぶん永遠に叶わない恋愛みたいな気持ちだな(笑)
凄く好きなんだけど、あまりに輝かしくて美しいもんだから、自分はそこにはずっと辿り着けないだろうなっていう切ない気持ちも同時に膨らみ続けていく、みたいな。
でもその瑞々しいような胸の痛みもぜんぶ含めて、自分にとって最高の1枚。
初めて出会ったのは17歳、高校3年生のときで2003年でした。
僕がそれ以降もっとものめり込んで、アルバムもDVDも全部そろえて、文献やブートCDも集めるようになって、奇跡の来日公演には死ぬほど感動して、あげくの果てには我が心の神扱いまでし出すバンドU2の、一番最初に聴いたオリジナルアルバムがこれだった。
前の年の2002年に90年〜2000年までの活動を総括したベスト盤が出ていて、それを「U2って有名で偉大っぽいからとりあえず買って聴いとこう」という明らかに洋楽初心者がやりそうな軽い気持ちで手に取ったのが始まりでした。
そのCDを当時はいまいち理解できないわりにはやみくもに聴きまくっていて、それでもやっぱりリアリティーを感じることはできなかったような気がします。
ただ、その中でも「Beautiful Day」っていう曲と「Stuck In A Moment You Can't Get Out Of」っていう曲の2つのナンバーだけは素直に感動できて、高揚させられて、で、ライナーノーツを読んでるとその2曲っていうのは同じオリジナルアルバムに入ってるらしいってことがわかって、それでこのアルバムを手に取るに至りました。
で、このアルバムを初めて聴いたとき、たった一回のファーストリスニングだけで、もう、それまで自分が思い込んでた壁のようなものが一瞬でぶっ壊れて、熱くて強くて叫び出したいような、喜びなんだか悲しみなんだかよくわからないけど、とにかくはち切れそうなほどいっぱいいっぱいで切実な感情が心をいっぱいにして、一瞬にして熱や汗や疼きや涙になって身体を突き破っていったのを鮮明に覚えています。
とにかくWalk Onで号泣した(笑)
って思い出話だけで長くなってしまった。
いや、内容について語りだすともう、そりゃ、めちゃくちゃ多くの時間と文章が必要になりそうなので、それはまたいつかの機会にしたいと思うけど、ただ簡潔に言うとしたら、このアルバムのタイトルは『君が置き去りには出来ないすべてのもの』で、演奏してるのはU2というバンドです。
もう、これだけで十分でしょ!
もう少しだけ言ってしまうなら、ネタバレになってしまうけど、『君が置き去りには出来ないすべてのもの』っていうのは実は『たったひとつだけのあるもの』なんだって。
そのクレイジーさゆえ、このアルバムはこんなにも強くてこんなにも優しい、この上なく美しい作品。
好きな人を抱きしめたくなることと、すべてを失くすことは同じなのかも。
恐怖を飛び越えてクレイジーな熱を信じるときに、そこには欲望を超えた歓喜と高揚があると教えてくれます。
究極のラヴアルバム。
一番好きな1枚。
特に好きな1曲は「In A Little While」です。
(世界で一番好きな曲!)
tr.1 Beautiful Day
ttp://jp.youtube.com/watch?v=omFdpnSu57U
tr.2 Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
ttp://jp.youtube.com/watch?v=cww89NK1Yao&NR=1
tr3.Elevation
ttp://jp.youtube.com/watch?v=vDTV1ZeRBJw
tr4.Walk On
ttp://jp.youtube.com/watch?v=Z72Uv-qMci0
tr5. Kite
ttp://jp.youtube.com/watch?v=uuR4g6xRHfY&NR=1
tr6. In A Little While
ttp://jp.youtube.com/watch?v=gxCLGSHKDcw
tr7. Wild Honey
ttp://jp.youtube.com/watch?v=TfMgLoJO_Xc
tr8. Peace On Earth
ttp://jp.youtube.com/watch?v=z5j6w1o8S5I
and more, all 11 tracks!
テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽
milktub×d2b OVERDRIVE NIGHT TOUR 2008 FINAL at LIQUIDROOMに参戦しました。
とにかくいろいろな点で魅力あふれるイベントだったけど、あえてこの場で申し上げたいことはひとつだけ。
今回のライヴで何より素晴らしく、素敵で、感動的だったのは、ありえないと思っていた第二文芸部バンドの現実が、予想を遥かに凌駕した次元であまりに完璧なかたちで眼前のものとなったこと!
これには驚愕した!ホントにびっくり!
だって第二文芸部バンド以外の何者でもない120%リアルな第二文芸部バンドが、どう考えても第二文芸部バンドのものとしか言いようのない120%リアルな第二文芸部バンドのロックンロールを目の前で演奏してるんだもの。
これはやばすぎるだろ!
はっきりいってしまえば、ステージに立っていた5人の女の子たちは、本物のd2bを超えてしまっていた。
完璧を超えて未開のリアリティーにまで軽々と余裕で到達していた。
それは彼女たちがステージに登場して1曲目(「Radio d2b on AIR」)のワンコーラスまで観て十分すぎるほど思い知らされた。
あまりに信じがたかったが、現にそれは目の前で起こっていたんだから圧倒されるしかなかった。最高以外の言葉が出てこない。
本物以上に美しく、本物以上に可憐で、本物以上に可愛らしく、本物を更新してしまうような最新で最高の純度100%のロックンロールを演っていた。
「t r a v e l e r s」、「君の元へ」でのほとんど恐怖すら感じさせるようなハイパー・シンガロング。あの一体感と総括力はどう考えても尋常じゃない。
バンドが良すぎて、楽曲も良すぎるっていう、あまりに完璧で圧倒的なミラクルがおこした魔法のようなライヴ。当たり前のように恋に落ちました。
石田燿子さんを筆頭にして他のアクトもとても良かった。
アンコールの名曲3連発なんて夢のような展開だろう。
それでも! あのd2bのパフォーマンスの前ではすべてがおまけ(失礼すぎる!)に感じてしまった。
ホントなら夢を叶えたbombooさんとmilktubを何よりも祝福すべきなのだけど、あんなのを実現してしまったら他のどんな感動でも敵わない。
ほんとにすごいよ!あそこにいた5人のd2bは!
自分がロックンロールで未だこんなに感動できるとは思ってなかったし、心を全部持ってかれたステージでした。
今日から僕の中では、d2bとは物語の中の4人のことではなく、あのステージに現われた現実する5人の女の子によるバンドのことになってしまった。
そんなくらい衝撃と感動をもらいました!
マジでファッキン最高、d2b!
だいたい曲が良すぎる。「Radio d2b on AIR」とか、あんな名曲を隠し持っていたなんて。ぜひぜひ、またあの5人のd2bのライヴを観たいです!
完全にファンになってしまった。やられっぱなしです。
DVDが楽しみすぎる。すごいよ、OVERDRIVE!!
そして祝!milktub!これからも期待してます!
テーマ : LIVE、イベント - ジャンル : 音楽
とにかくいろいろな点で魅力あふれるイベントだったけど、あえてこの場で申し上げたいことはひとつだけ。
今回のライヴで何より素晴らしく、素敵で、感動的だったのは、ありえないと思っていた第二文芸部バンドの現実が、予想を遥かに凌駕した次元であまりに完璧なかたちで眼前のものとなったこと!
これには驚愕した!ホントにびっくり!
だって第二文芸部バンド以外の何者でもない120%リアルな第二文芸部バンドが、どう考えても第二文芸部バンドのものとしか言いようのない120%リアルな第二文芸部バンドのロックンロールを目の前で演奏してるんだもの。
これはやばすぎるだろ!
はっきりいってしまえば、ステージに立っていた5人の女の子たちは、本物のd2bを超えてしまっていた。
完璧を超えて未開のリアリティーにまで軽々と余裕で到達していた。
それは彼女たちがステージに登場して1曲目(「Radio d2b on AIR」)のワンコーラスまで観て十分すぎるほど思い知らされた。
あまりに信じがたかったが、現にそれは目の前で起こっていたんだから圧倒されるしかなかった。最高以外の言葉が出てこない。
本物以上に美しく、本物以上に可憐で、本物以上に可愛らしく、本物を更新してしまうような最新で最高の純度100%のロックンロールを演っていた。
「t r a v e l e r s」、「君の元へ」でのほとんど恐怖すら感じさせるようなハイパー・シンガロング。あの一体感と総括力はどう考えても尋常じゃない。
バンドが良すぎて、楽曲も良すぎるっていう、あまりに完璧で圧倒的なミラクルがおこした魔法のようなライヴ。当たり前のように恋に落ちました。
石田燿子さんを筆頭にして他のアクトもとても良かった。
アンコールの名曲3連発なんて夢のような展開だろう。
それでも! あのd2bのパフォーマンスの前ではすべてがおまけ(失礼すぎる!)に感じてしまった。
ホントなら夢を叶えたbombooさんとmilktubを何よりも祝福すべきなのだけど、あんなのを実現してしまったら他のどんな感動でも敵わない。
ほんとにすごいよ!あそこにいた5人のd2bは!
自分がロックンロールで未だこんなに感動できるとは思ってなかったし、心を全部持ってかれたステージでした。
今日から僕の中では、d2bとは物語の中の4人のことではなく、あのステージに現われた現実する5人の女の子によるバンドのことになってしまった。
そんなくらい衝撃と感動をもらいました!
マジでファッキン最高、d2b!
だいたい曲が良すぎる。「Radio d2b on AIR」とか、あんな名曲を隠し持っていたなんて。ぜひぜひ、またあの5人のd2bのライヴを観たいです!
完全にファンになってしまった。やられっぱなしです。
DVDが楽しみすぎる。すごいよ、OVERDRIVE!!
そして祝!milktub!これからも期待してます!
テーマ : LIVE、イベント - ジャンル : 音楽
aiko 『秘密』
2008/04/03 CATEGORY/J-POP
![]() | 秘密 (2008/04/02) aiko 商品詳細を見る |
aikoのニューアルバム、『秘密』を聴きました。
文句なしの名作です。
僕の聴いた印象でいうと、過去の作品の中では『暁のラブレター』、『夢の中のまっすぐな道』に近い作風で、それに加えて『秋 そばにいるよ』で聴ける、バンド感が強く、なおかつ深みのあるアレンジをまぶしたイメージ。個人的には堪らないね。
とはいえ、今までの作品群に比べると一聴して明らかにレイドバックした印象を受けると思います。シングルカットされた「シアワセ」だけは弾けたカラフルな印象の天然色ポップだけど、他の楽曲は一聴した感じではいたって落ち着いた雰囲気に聴こえるかも。ピアノの旋律から始まる楽曲が多くて、じっくりと聴かせるバラッドナンバーが多い。そこは過去の作品と比べても際立っています。
そういう意味では30代前半を迎えたシンガーソングライターの8枚目、というクレジットと音のイメージが見事に重なるというか妥当な気がします。良い意味で落ち着いたし、大人な印象だ。一聴した感じではね。
だが、しかし!
しっかり腰を据えて聴くとわかることだが、その歌、そしてその歌に込められた気持ちのなんとまっすぐで強いことか!つーか、どう考えてもこれはピュアすぎるだろ!大人でなおかつティーンのような健気さってなんつーかクレイジーすぎだろ!
これで30代前半ですか?8枚目ですか? まったくもって信じられん!
aikoのオリジナルアルバムというのは基本的にそのインターバルの間に毎回新たに書かれた曲が多く収録されているようです。つまりOasisに典型的なように、アルバム/CD収録は今回が初めてなんだけど、曲そのものは5、6年前からありました、みたいなのはほとんどないってことらしい。まぁ中には、インディーズ楽曲のリメイクなどの例外はありますが、基本的には新作に入ってるのはわりと最近書かれたナンバーを中心に構成されてるようです。ということはやはり今回の収録曲群もわりとここ1、2年のうちに書かれたものが多いのでしょう。前作の『彼女』以降ってことかな。
そう考えると、さらに恐れ多いというか怖いアーティストだ、aikoは。
何言ってるかわからん、という方はとりあえず本作のtr9「恋道」、tr10「星のない世界」、tr11「シアワセ」の三連打を通して聴いてみて欲しい。ついでにtr6「秘密」、tr5「横顔」もよかったら聴いていただきたい。
これを30代で書けるか、普通。いや、書けるか書けないかでいったらプロのミュージシャンであれば書けると思う。すげーピュアで強くて眩しくてまっすぐなラブソングを書こうと意識して書けば、書けるだろう。だけどそれってやっぱりかなり嘘っぽくなると思うんだ。いかにも感動狙いましたみたいな。
そこでaikoなんだけど、僕はaikoがそういう曲を狙って書いてるのか、はたまた本当に心からそう感じてそれを素直に書いてるのか知る由もない(ファンとしてはもちろん後者だと信じてるよ!)けど、もうそのことは全っ然問題じゃない。だって俺、感動せずにはいられないもん!どうせ狙って書いたんだろと思ったところで、それとは別次元の問題で曲そのものにぶっとばされたように感動してしょうがない。
とにかくすごいよ。曲調はレイドバックしてる印象かもだけど歌唱と歌詞の力強さはメガトン級。前にもまして強くまっすぐになってる。
aikoはデビュー時から、もっといえばアマチュアのころから素晴らしいラブソングを書くソングライターであることは今さら言うまでもないと思います。数々の名曲を残してきたことはファンの方なら当然のこと、特にファンでなくても認めるところでしょう。だけどそれが当たり前というかなんだか惰性に感じてしまったところが前作の『彼女』というアルバムにはあったように僕には感じられました。
いや、アルバム自体はとても素晴らしくて、弾けたポップチューンとレイドバックしたナンバーのバランスも最高で、まるでベスト盤のようなレコードだったと思う。ただ、「カブトムシ」、「初恋」、「それだけ」、「青い光」といった破壊級の名曲たちを知ってしまっているリスナーからすると、ラブソングとしての驚きや衝撃に似た感動という要素はあまりない作品だったように感じました。いや、それがむしろ当たり前だし、それはしょうがないことなのだけど。(「スター」は感動的でした。)
それが今回の『秘密』では心の真ん中をぶっちぎっていくような、エモーションの破格の強さとまっすぐさで強引にそれを誘発してしまうような、そんな感動に満ちている。眩いこと、この上ない。そんな、まっすぐ見つめるのも怖いような圧倒的な眩しさに満ちている。
なんつーラブアルバムだ!これがもし10代や20代前半のライターが書いた曲なら納得しただろうし、驚きもこれほどまでにはなかっただろう。
しかしこのアルバムは、30代の大人の女性の作品で、しかも既にあれだけラブソングの名曲を書き尽くしてきたaikoのアルバムである。
この人はほんとにすごいなって思わずにはいられない。
うわ〜、まだまだファンを止められないぞ、そう思いました。
世の中には愛がないとか吐き捨てる前に、これを聴いてみてはいかがでしょうか(笑)
感動の涙を流すかCDを叩き折るかのどちらかだろう。
あまりに強力、暴力的なまでのエモーションの高さとどストレートさで貫き通した最高のラブアルバム。
これこそが愛なんだろう。
こんな30代の大人になれたらいいけど、自分にはなれないこともわかってるから切な過ぎる!
だけど、だからこそそれだけこのアルバムを好きになる気がします。
名作です。
早くも年間ベスト10決定! いや、もうこれはベスト5だ!
テーマ : aiko - ジャンル : 音楽









